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テニス丸ごと一冊サービス
堀内昌一/著 |
CONTENTS
「構えがトリガー」「腕の通り道」「下半身の使い方」「サービスドリル50」を前書に追加し、「インパクト」は修正。これらの追加・修正によって、関連するすべてのページのテキスト、イラスト、写真においても追加、修正、変更を加え、一部の指導はQRコードを掲載し、ナチュラルスピンサービスをはじめ指導内容を動画で見られるようになった。 ナチュラルスピンサービス=ひとつの打法を覚えるための基本編が[増補版]で、これを第一弾とすると、本書『テニス丸ごと一冊サービス[技術の修正]』は第二弾で、すでに身についた技術の問題を修正することがテーマ。著者の長年にわたるサービス指導経験を生かし、ナチュラルスピンサービスの完全マスターまでに起こりやすい「問題」と「解決方法」を一冊に集約した。 一部の技術の修正法、練習法にはわかりやすく動画(QRコードで読み取り視聴)も掲載。 (はじめにより一部要約) 私はこれまでずっとサービスにこだわってきました。サービスがよくなればゲームに強くなる、それを追求し続けてきた結果、形となったのが、今では第一弾という位置付けになった「テニス丸ごと一冊サービス」でした。そしてこのたび第二弾として「テニス丸ごと一冊サービス[技術の修正]」をまとめることができました。 サービスの技術を正しく理解して、正しい運動を身につけるための指導書が第一弾とすると、この第二弾では、すでにサービスを打っているプレーヤーたちが、サービスを修正することをテーマにつくりました。 ただし、読み進めていただいたらわかりますが、最初のページから技術を修正するアドバイスはしていません。というのも、打ち方にこだわれば素晴らしい技術を磨き上げることはできるかもしれません。しかし、テニスはゲームであり、相手がいて、その相手とお互いに時間(間)と場所(場)を奪い合うスポーツです。その中では技術のみならず戦略、戦術、体力や精神力まで精度を争い合います。つまりサービスの技術を磨くことの目的はサービスキープであり、サービスは手段であるということを前提にしておかないと、いくら技術を磨いてもそれは使えないものになってしまうかもしれないのです。 そういう意味で本書はPART1からPART5へと進む構成に大きな意味を持たせています。サービスキープのためにサービスを打つ、そのサービスの本質を理解する、自分のサービスを知る、自分を知ったら問題がわかる、そこで技術の修正に取り組む、そしてゲームに勝つためのサービスを打っていくという順序にしました。 みなさんのゲームの中でのサービスがよりレベルアップされる一冊となることを願っています。 【目次】 はじめに PART1 正しいイメージをインプット—サービスの目的 サービスキープする PART2 ファーストを弱くしたのがセカンドではない セカンドサービスがテニスの実力 PART3 サービス自己診断 自分のサービスを知る PART4 多くのプレーヤーに見られる問題 技術の修正 36の問題と解決方法 PART5 ゲームに強くなるために 戦術的サービスを打つ おわりに 【著者紹介】 堀内昌一(ほりうち・しょういち) 1960年2月1日、東京都生まれ。日本体育大学大学院修了。亜細亜大学教授。亜細亜大学テニス部監督として、関東リーグでは男子5連覇、女子8連覇、全日本大学王座決定試合では男子2回、女子3回優勝へ導く。選手時代は83年ユニバーシアード代表、85、86年ジャパンオープン出場を果たした。また、87~89年ワールドユース日本代表チーム監督、オレンジボウル、ウインブルドンジュニア遠征監督、99年ユニバーシアード・スペイン大会の日本代表チーム監督を歴任。現在は、学生の育成・強化はもちろんのこと、日本テニス界全体の普及・強化活動にも尽力。日本テニス協会公認マスターコーチとして指導者養成にも携わる。 |