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甲子園の魔物 ~高校野球の聖地で起きた数奇な物語~楊 順行/著2016年 7月19日発売 BBM1010087 定価 1,650円(税込) |
CONTENTSそのとき“何か”に魅入られた・・・・ 魔物のいたずらか、女神の微笑みか・・・・ 高校野球史に残る劇的な試合とその戦いを繰り広げたチームに迫る。 【内容】 甲子園には、魔物が棲む。 この「魔物」という表現が、いつから定着したのかを調べた知人がいる。 それによると、1975年夏の朝日新聞運動面に「やっぱり魔物甲子園」という 見出しが使われている。秋田商と洲本(兵庫)との対戦を報じたコラムだ。 地方大会で甲子園での試合を経験している洲本が、初回にミスを連発して 5失点したのに対し、不慣れなはずの秋田商が慎重にプレーして勝利した。 そのことを、魔物は甲子園ではなく、監督や選手の心に潜んでいると表している。 ~プロローグより~ 【目次】 第1章 決勝戦の魔物 サヨナラのチャンスという魔物●仙台育英 浜風に戻された初優勝●熊本工 空気圧の重さ、上がらない右手●広陵 第2章 魔物のいたずら 正面のゴロ・・・大記録が幻に●甲府南 ワンバウンド満塁本塁打●高島 第3章 魔物のお気に入り 聖地が愛した“さわやかイレブン”●池田 神風が吹いて初出場優勝●韮山 県勢戦後初の8強と金メダル●新潟南 県4強が金星街道で全国4強へ●新湊 第4章 魔物を手なずける 渡辺元智前監督の名勝負十番●横浜 上甲正典監督の処方箋●済美 【著者プロフィール】 楊 順行(よう・のぶゆき) 1960年、新潟県生まれ。82年、ベースボール・マガジン社に入社し、野球、相撲、バドミントン専門誌の編集に携わる。87年からフリーとして野球、サッカー、バレーボール、バドミントンなどの原稿を執筆。85年、KK最後の夏に“初出場”した甲子園取材は49回を数え、観戦は2000試合ほどになる。著書に『甲子園激闘の記憶』、『甲子園怪物剛球伝説』(いずれも共著)、『高校野球100年のヒーロー』(すべてベースボール・マガジン社)。 四六判並製/208頁 ISBN978-4-583-11030-1 C0075
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