【内容】
ある日突然降りかかった「プロ野球を創れ」という難題。家族は「なぜあなたなの」と大反対した。「やるべきだ」と実兄は言った。そして私は…。
野球の独立リーグ「BCリーグ」は、設立4年を経て、経営黒字を計上した。
その設立に奔走した著者の奮闘記。
リーグ設立に携わるようになったきっかけから、設立前後の奮闘ぶりが、リズミカルに描かれている。
最終章には、著者が描く日本プロ野球界の未来像にも言及する。
資料編には、設立以降の年次記録、リーグ・球団概要などを収録。
【目次】
プロローグ「黒字になった独立リーグ」
第1章 涙の開幕はいいけれど、「あぁお客様が逃げていく」
第2章 NPB・クラブチーム・独立リーグからの選択
第3章 山ほどの課題は、やってもやっても終わらない
第4章 リーグを彩った人たち――金森栄治ほかの奮闘――
第5章 地域に貢献し、夢を与える「ふるさとのプロ野球」
第6章 徹底したコストダウンこそ、黒字化の方程式
第7章 日本の野球がメジャーを超える日のために
エピローグ「ふたりだけのガッツポーズ」
<資料編>
リーグ概要・球団別概要・年次記録・主要スポンサー企業一覧
【著者プロフィール】
村山哲二(むらやま・てつじ)
BCリーグ代表、1964年生まれ、新潟県出身。県立柏崎高-駒沢大卒。卒業後、外車ディーラーを経て、株式会社電通東日本入社(98年)。同社では、サッカーのアルビレックス新潟の発足時より、その運営プロモーションに携わる。06年に同社を退社。同年、株式会社ジャパン・ベースボール・マーケティングを設立し、代表取締役に就任。野球の独立リーグ「ベースボール・チャレンジ・リーグ(BCリーグ)」設立の中心的役割を果たした。
四六判・192ページ
ISBN 978-4-583-10349-5 C0075