【内容】
高校軟式野球で全国優勝9回を誇る作新学院高校軟式野球部の部長が教える軟式野球の基礎技術。全4巻で展開し、第4弾は走塁・戦術編です。[野球部の指導というのは、技術を教える以前に精神的な部分の指導も必要になるでしょうし、挨拶や礼儀、身だしなみなどを整えることで選手の内面を厳しく鍛え、チームを強くしている指導者の方々も実際にたくさんいらっしゃいます。自分に野球経験がなくてもそういう指導をされている方はいますし、指導者の努力しだいで野球はちゃんと教えられるのではないかと思います。そのために重要なのは、まず基本を学び、きちんとした野球を教えていくこと。技術を上達させるために、さらに野球の楽しさを感じるために欠かせないのは、やはり基本です------塩田充夫]

【目次】
■第1章 打者走者の基本1.打ったあとのスタート/2.一塁ベースの駆け抜け/3.一塁ベースの回り方/4.一塁のオーバーラン
■第2章 一塁走者の基本1.構え/2.セーフティーリードの取り方/3.ベースへの戻り方/4.第二リード/5.盗塁のスタート/6.スライディング/7.エンドランのスタート/◎盗塁を成功させるためのコツ
■第3章 二塁走者の基本1.構え/2.セーフティーリードの取り方/3.第二リード/4.本塁へのベースワーク/5.本塁へのスライディング/6.盗塁のスタート/7.タッチアップ/◎ベースコーチの役割
■第4章 三塁走者の基本1.構え/2.セーフティーリードの取り方/3.第二リード/4.スクイズやエンドランのスタート/5..タッチアップ/◎足を速くするために/◎ランダウンプレーで心掛けること
■第5章 攻撃戦術のパターン1.ヒッティング/2.セーフティーバント/3.送りバント/4.バスター/5.盗塁/6.ヒットエンドラン/7.ランエンドヒット/8.進塁打/9.バントエンドラン・バスターエンドラン/10.スクイズ/11.ゴロGO/12.犠牲フライ/13.一・三塁での重塁
■第6章 守備戦術のパターン1.内外屋のポジショニング/2.バントシフト/3.内野の前進守備/4.内野の中間守備/5.一・三塁の重塁対策/6.タイムや伝令の使い方/◎タイブレークや絶体絶命のピンチの守備で心掛けること

【著者プロフィール】
塩田充夫(しおだ・みつお)
栃木県出身。保健体育科教諭。作新学院高―日体大卒業後に作新学院高で軟式野球部監督に就任し17年間で全国優勝5回、その後は軟式野球部の部長に就任し、技術指導にも当たる。栃木県高等学校野球連盟軟式部理事長。関東地区高等学校軟式野球連盟理事長。

A5判・160頁
ISBN978-4-583-10894-0 C2075