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多賀少年野球クラブ
辻正人/著 |
CONTENTS
さらに、QRコードで「辻ボイス」が聴ける! ただ楽しいだけではなく、楽しませながらもしっかりと育成をし、小さいうちに基本技術の土台をつくってしまうというもの。 さらに本書では、QRコードを読み取ることで、辻監督と子どもたちとの実際の指導現場でのやり取りも視聴することができる。 小さい子どものうちは「失敗を失敗だと思わせないこと」が大事だという、その子どもたちの好奇心にうまく火をつけるためのコツが記されている。 【目次】 はじめに 第1章「レベル0からレベル1へ」 幼児&初心者の育成メニュー まずは守備を鍛えて不安や恐怖を取り除くこと 失敗を失敗だと思わせずに成功体験を積ませる 基本メニュー①ゴロを捕る(足固定) 基本メニュー②ゴロを捕る(前進) 基本メニュー③ゴロを捕る(前進+競争) 基本メニュー④フライを捕る(足固定) 基本メニュー⑤フライを捕る(ペッパーゲーム) 基本メニュー⑥フライを捕る(横移動) 基本メニュー⑦フライを捕る(縦移動) 基本メニュー⑧ボールを投げる(バネ投げ) 基本メニュー⑨ボールを投げる(ステップ&助走) 基本メニュー⑩捕る+投げる 追加メニュー①ボールを打つ 追加メニュー②サイドステップでゴロを捕る 追加メニュー③ショートバウンドを捕る 追加メニュー④ボールを投げて球速を測る 第2章 「“声掛け”や“導き”で変わる」 実録・子どもを夢中にさせる「魔法のテクニック」 それぞれの子どもに合った方法を考えながら 自分流の“声掛け”と“導き”を見つける <多賀少年野球クラブ ある1日の「幼児野球&初心者体験」Case.1> ★練習開始~「ゴロを捕る(足固定)」 ★「ゴロを捕る(前進)」 ★「ゴロを捕る(前進+競争)」 ★「ゴロを捕る(バウンド)」 ★「ボールを投げる(足固定)」 ★初めての体験生が1人遅れて到着 ★「ボールを投げる(ステップ&助走)」 ★初めての体験生が「ゴロを捕る(足固定)」~「ボールを投げる(ステップ&助走)」 ★体験生が合流して「ボールを投げる(ステップ&助走)」の続き ★「ゴロを捕って投げる」「サイドステップでゴロを捕って投げる」「フライを捕る(足固定)」~練習終了 ★個人練習「グラブさばき」 ★個人練習「バッティング」 子どもを導くテクニック①マンツーマンの練習に全員を取り込む 子どもを導くテクニック②擬音でリズムを意識させる 子どもを導くテクニック③好奇心にフタをしない 子どもを導くテクニック④保護者の存在を上手く活用する 子どもを導くテクニック⑤使う筋力を分散させる 子どもを導くテクニック⑥物足りないところで練習を終える <多賀少年野球クラブ ある1日の「幼児野球&初心者体験」Case.2> ★練習開始~「ボールを投げる(練習用ネット)」 ★「フライを捕る(縦移動)・フォアハンド」 ★「フライを捕る(縦移動)・バックハンド」 ★「フライを捕る(縦移動)・バックハンド+投げる」 ★「フライを捕る(縦移動)・フォアハンド+投げる」 ★「フライを捕る(横移動)・バックハンド&フォアハンド」 ★「ショートバウンドを捕る」 ★「スピードガンで球速を測定する」 ★「バッティング練習」~練習終了 ★「森で遊ぶ」 子どもを導くテクニック⑦考える間を与えずに成功体験を増やす 子どもを導くテクニック⑧「楽しさ」を確認したらいったん目を逸らす 子どもを導くテクニック⑨瞬時にアイディアを出してすばやく決断する 子どもを導くテクニック⑩森で遊ばせる <多賀少年野球クラブ ある1日の「幼児野球&初心者体験」Case.3> ★練習開始~「ボールを投げる(足固定)」 ★「ゴロを捕る(前進+競争)」 ★「フライを捕る(足固定)」 ★「バッティング練習」~練習終了 子どもを導くテクニック⑪親が一緒に子どもたちの列に並ぶ 子どもを導くテクニック⑫大人の都合ではなく子どもの都合に合わせる 子どもを導くテクニック⑬自然と危険を回避できる工夫をする 子どもを導くテクニック⑭見た目や持ち物を褒めてコミュニケーションを取る 子どもを導くテクニック⑮簡単なプレゼントを渡して思い出を残す 第3章 「低年齢の育成が野球界を救う」 チームを活性化させる“辻流”発想力 チーム内での大反対を乗り越えて 活気をもたらしてくれた「幼児野球」 通常練習●アーム式マシンを使った1か所バッティング 守備●ランダウンプレー 守備●壁際に立って近距離ノック 打撃●スイングの基本を確認する チームに初めて来た子の技術レベルは「野球歴」を参考にして見極める 褒めることから始めてストレスを取り除く声掛けや雰囲気作りで明るいチームへ 体験や見学に来てもらうきっかけはファンが増えたことによる口コミの力 子どもを育成していかに満足させるか 目指すは「子育てにも良い野球」 幼児や初心者にきっかけを与えるためにも野球へのハードルはできるだけ下げる 【著者紹介】 辻 正人(つじ・まさと) 1968年、滋賀県生まれ。近江高-近畿大。多賀中で軟式野球を本格的にはじめ、近江高校野球部に所属し三塁手として活躍。20歳のとき多賀少年野球クラブを結成し、以来、監督として指導にあたり続けている。プロ野球・東北楽天イーグルスの則本昂大投手は同クラブOB。「全日本学童大会」では2004年と09年に準優勝。18年、19年には優勝。「全国スポーツ少年団大会」では12年、15年に準優勝、16年優勝と全国での実績多数。著書には『多賀少年野球クラブの「勝手にうまくなる」仕組みづくり』、『ライバルに差をつけろ!自主練習シリーズ 学童野球』(ともにベースボール・マガジン社刊)などがある。 |