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砂地に種をまいて、花が咲く
佐藤和也/著 |
CONTENTS
さらに部員たちが中心となって野球人口減少に悩む新潟県内各地の現場で工夫を凝らした少年野球教室を開催するなど、野球振興にも貢献。ただその道のりは決して順風満帆ではなかった。初代監督で現在総監督を務める佐藤和也氏が、この10年間の歩みを振り返る。近年プロをも輩出する育成力の秘密は、他の大学の野球部とは違ったアプローチの方法、そして、学生本位の指導を徹底的に追求することにあった。 【目次】 第1章 新潟に、こんな大学野球のチームがある 決戦前夜の〝バーベキュー〟この野球部が大事にしてきたこと/大学野球とはなんだろう/崖っぷちでの決断/ライバル校と闘うために考えた、山の登り方/活躍するOBたち 第2章 大学野球という世界 何もない場所/高校野球からの転身/ゼロからのスタート/1期生と神宮球場へ/甘くなかった大学野球のリーグ戦/愛しの1期生たち 第3章 〝楽しい〟が成長の原動力 笠原祥太郎との出会い/回り始めた〝成長のエンジン〟/「研究会」で部員同士が教え、高め合う/創部3年目…〝洗礼〟を跳ね返して/一部での戦い ~笠原の変ぼうとチームの成長~/新潟の大学から、初のプロ誕生/思わぬサプライズプレゼント 第4章 イマドキの大学生と向き合いながら 機械音痴の私が、スマホでLINEを使う理由/学生たちから生まれた「委員会」/大所帯になったからこそ……学べること、できること/積み重ねる地域貢献/AIの時代で生きていくために/ 勝ち負けがすべてか―― 第5章 次代へのメッセージ バトンタッチ/退任を考えたワケ/得難い人材/千の準備、一の勝負/水島新司先生からのプレゼント/ドカベンがお手本だった 第6章 野球の未来へ 野球界で活躍するOBたち/大学に女子野球部を 佐藤和也の周辺 証言者たち 特別章 高校野球を解説しながら考えたこと 【著者紹介】 佐藤和也(さとう・かずや) 1956年、新潟県長岡市生まれ。長岡高で捕手として活躍し、日本体育大に進学。84年、新潟明訓高の保健体育の教員になり、野球部監督に就任。センバツは96年出場。夏の甲子園は91年の初出場以来、通算7回出場。2010年はベスト8に進出。13年から新潟医療福祉大学の野球部創部とともに監督に就任。わずか4年で関甲新一部リーグ2位まで押し上げた。20年度より同野球部の総監督を務める。笠原祥太郎(横浜DeNA)、漆原大晟(オリックス)、桐敷拓馬(阪神)、佐藤琢磨(ソフトバンク育成)らを育てた。 |