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尽誠学園高校から学ぶ
森 博朗/著 |
CONTENTS
高校最強チームに位置付けられる尽誠学園高校が、日常的に行っている練習法を本書では紹介している。すべての練習が試合・ゲームを上達させるためのものとなっているが、もっとも注目してほしいところは、「一つの設定」から始まり、展開され、試合の全場面を網羅していこうとしているところ。本書掲載の75種類のドリルは、ある設定から始まり、広がった75種類ということで、まだまだ変化の方法はあるという。 最初から最後まで読み進めると、ソフトテニスがよくわかり、やってみたい!やれそうだ!強くなれそうだ! そんな気持ちになるだろう。大注目の指導法だ。 2月に発売された「上宮高校から学ぶ ソフトテニスの軸づくり」(基礎中心)と本書「尽誠学園高校から学ぶ 無限に広がるソフトテニス戦術練習」(ゲーム中心)は対をなしている。これで最新のソフトテニスを知り尽くすことができる。 【目次】 第1章 実戦的な場面想定から身体さばき&ラケットさばきを磨く 「ラリーを止めない、つなぐコツをつかむ」 第2章 リアルな想定場面からの形式練習 1つの設定から何パターンにも展開を広げ、試合の全場面を網羅する 番外編 卓球台を活用した練習法 【著者紹介】 森 博朗(もり・ひろあき) 1982年9月26日、香川県さぬき市生まれ。小学校ではサッカーに明け暮れ、中学校からソフトテニスを始める。尽誠学園高校に進学後、2000年、高校3年時に岐阜インターハイ団体初優勝を果たす。その後、明治大学に進学。02年には全日本大学王座初優勝。大学卒業後、母校に戻り、教員とコーチ、選手活動を並行し、24歳時に全日本インドア優勝。08年ナショナルチーム入り。第6回アジア選手権大会、代表選手選考の最終10人にまで残ったものの、代表6人には選ばれなかった。コーチ時代に、尽誠学園高校は高校選抜優勝(07年、12年)、インターハイ団体優勝(09年)、同大会個人優勝(10年、14年)、国体優勝(15年)。2014年、31歳で母校の監督となり、幅広く張ったアンテナとあくなき研究心、発想力豊かな指導で、高校選抜優勝(22、23年)、インターハイ団体優勝(19、21、22、23年)、同大会個人優勝(19年、23年)、国体優勝(23年)、ハイスクールジャパンカップのシングルス4連覇。2024年を迎え、「史上初の高校選抜3連覇」「インターハイで団体戦5連覇」「国体2連覇」「2年連続の高校3冠達成」という、史上初&前人未踏の達成に向け、日々猛練習中。 |