![]() |
ラグビーと南アフリカ
杉谷健一郎/著 |
CONTENTS
そして、日本ではあまり知られていないが、ラグビー・ワールドカップを3度制覇した南アフリカ代表スプリングボックスの強さの源泉となっている南アフリカ・ラグビーの実態、現状、そして直面している課題や将来の方向性なども説き明かす。 【目次】 プロローグ 第1章 王者の歴史~スプリングボックスの孤独 南アフリカ~マンデラが望んだ虹の国 人種の壁~南アフリカはワンチームになったのか 南アフリカの成り立ち~白人国家の誕生 アパルトヘイトの歴史~漆黒の闇の世界へ 南アフリカラグビーの黎明期~イギリス人からアフリカーナーへ 非白人ラグビーの誕生~黒人そしてカラードのラグビー ユニオンの遷移~人種の対立 アパルトヘイトとラグビー~世界からの非難、そして孤立 深まる闇~アパルトヘイトへの抵抗 1981年の争乱~ニュージーランドの困惑 混迷の国際ラグビー~それでも南アフリカへ行く理由 最初の非白人スプリングボック~エロール・トビアスの闘い アパルトヘイトとは何だったのか~負の影響 新時代へ~権力への抵抗 第2章 王者の帰還~スプリングボックスの復活 再出発のつまずき~アパルトヘイトの残滓 ネルソン・マンデラとラグビー~偉人の偉業 奇跡への準備~セレンディピティな出逢い 1995年の奇跡~虹の国の歓喜 饗宴の後~ラグビーワールドの変遷 迷走期~長いトンネル 2007年の歓喜~再び頂点へ 一瞬の輝き~非白人コーチの挑戦 再びの迷走~黒衣の壁 ブライトンの衝撃~泥濘の世界へ 救世主の降臨~王者復活への分岐点 2019年の欣幸~3度目の頂点へ 第3章 王者の現実~スプリングボックスの革新 クォータ制度の呪縛~功績と罪過 プレイヤーズ・ドレイン~南アフリカラグビーの空洞化 ラグビーの存在とは~空席のスタジアム 禁断の果実~ステロイドの誘惑 国内ラグビーの構成~強さの源泉 南アフリカ社会を支えるラグビー~ラグビーの社会貢献 南アフリカラグビーのマネジメント~レジリエンスとインテリジェンス エピローグ 【著者紹介】 杉谷健一郎(すぎや・けんいちろう) 1967年、大阪府生まれ。コンサルタントとして世界50か国以上でプロジェクト・マネジメントに従事する。高校より本格的にラグビーを始め、大学、社会人リーグまで続けた。オーストラリアとイングランドのクラブチームでの競技経験もあり、海外ラグビーには深い知見がある。南アフリカには、アパルトヘイトが廃止される以前の1991年に渡航して以来、今日に至るまで仕事とプライベートの両方で定期的に訪問を続けている。英国インペリアルカレッジロンドン大学院経営学修士(MBA)修了。英国ロンドン大学院アジア・アフリカ研究所開発学修士課程修了。立命館大学経営学部卒業。著書に『500年前のラグビーから学ぶ』(文芸社)がある。 |